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五日市街道から脇道に入ると、そこに道行く人を堂々と見下ろす桜の大樹があります。 この桜の樹をエントランスのシンボルとして、間口11m、奥行き50mの細長いノコギリ型をした敷地に計画中の住宅です。

この土地を代々守り続けてきた水神様、御岳様そしてお稲荷様を、桜の樹と軸線を形成するようにして並べ、この軸線と長手方向の敷地境界線のそれぞれに平行に、二つの切妻屋根の建物を配置しました。エントランスに向かって間口が狭くなるにつれて二つの建物の屋根が切妻から片流れへと変形していくHPシェル構造となっています。

この屋根の下は、催事の際には100名近くの来客を収容できる、庭との連続性のある開放的な空間となっています。 正面には大きな庇を設けて重厚感のある門構えとし、その門によって奥に広がる庭を絵画のように縁取り、来客を出迎えるアプローチ空間を演出しています。

設計・監理:セシモ設計(瀬下直樹・淳子)
構造:構造計画設計室(中村豊)
施工:砂川建設株式会社
撮影:45g Photography(小島純司)

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