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夏は生い茂る緑、冬は純白の雪に覆われ、季節ごとに景色の移ろう自然豊かな丘に、向き合うように建てられた建築である。足元には羊蹄山の雪融け水が流れ、そのせせらぎが丘と建物の谷間に静かに響いている。
この丘の景色を様々な形に切り取って楽しめるよう、リビングが2層吹き抜けとなっているタイプや、上下階で異なる方角への眺望を楽しめるメゾネットタイプのペントハウスなどを、立体パズルのように組み合わせて構成した。
ゲストが再び訪れたとき、季節や年ごとに新しい感動に出会えるような空間を追求した。

2021年 竣工
設計セシモ設計+Peter Hahn Associates
インテリア+FFEWorkshop Miro
構造Low Fat Structure
設備アイ設計
開発Niseko Alpine Developments
施工株式会社 中山組
撮影45g Photography(小島純司)